この映画を知ったのは小林信彦さんの『われわれはなぜ映画館にいるか』でした。(この本が刊行されたのも75年なんですねぇ)
映画館で二度目に見た時にはマイクロ・テープレコーダーを持ってスピーカーに近い最前列に座って冒頭の“アキラとルリ子”の会話を録音しました。上出来の“恋人漫才”というカンジでしたが、あまりのテンポの良さで全部が覚えきれず、具体的に活字で会話内容を知りたかったのです。
97年のフジテレビ・ドラマ『ラブ・ジェネレーション』の時に、永山ディレクターやスタッフの山田さんとこの頃の日活映画の話で盛り上がりましたが、主役の木村拓哉君と松たか子さんのコンビを、自分の中では“アキラとルリ子”に置き換えてあのドラマを楽しんでおりました。
『暴れん坊』の“ルリちゃん”を楽しむにはこれの第二弾である『でかんしょ風来坊』(61:3/21同時発売)もいいですヨ。
それから何といっても『憎いあンちくしょう』(62)。日活映画を一度も見たことがないという人には特にこの映画はオススメです。
それとまだDVD化されていないのですが、『危いことなら銭になる』(62)のルリちゃんも“キュート”です!(日活さん!出しましょう!)
『東京の暴れん坊』『憎いあンちくしょう』『危いことなら銭になる』の三本を見ると、アキラ・裕次郎・宍戸錠の三人が味わえます。と同時に斎藤武市・蔵原惟繕・中平康の三人の監督も味わえます。(もっとも中平ファンからは「これが中平の代表作と思われるのは遺憾」といわれるでしょうが、単にルリちゃんがカワイイ、ということですので)
アキラさんもCX『堂本兄弟』では“トバシテ”ましたねぇ。(キクチP、吉田ベースマン、タカミー・ギタリスト、ポンタ・ドラマー、ご苦労さんでした)
「南国土佐?知ってるか?ペギー葉山」「・・・。・・・」という会話には笑いましたが、「ツイストはオレがアメリカから持って来た」と踊り出してました。“暴れん坊”シリーズではそのツイスト場面が出て来ます。(“背中こすり”や“乾布まさつの要領”で中村是好や桂小金治も踊ってます)
アキラさんの“50周年記念事業”、まだまだ続きます。(ワタシはまだ35周年、ですモンねぇ。アキラさんから見たら“小僧”です。小僧シリーズ。和田浩治。って・・・どういうシメなんだヨ)

